箱根ランナーは逮捕、マッチングアプリに未成年女子が登録できたワケ

 箱根駅伝ランナーが17歳女子に淫らな行為で逮捕——。

 そんなセンセーショナルな見出しのニュースが先日報じられた。駒沢大4年の陸上部選手(21歳)は、マッチングアプリ を介して当時高校2年の女子生徒(17歳)と知り合い、みだらな行為をしたという。警察の調べに対して容疑者は「18歳だと思っていた」と供述している。

 このニュースを受けて、ネット上では《21歳と17歳の年齢差ならセーフだろ》《選手も問題だが、もし女子高生も年齢を偽っていたのなら罰するべき》《18歳未満でもアプリを利用できる状態にしている運営側にも問題がある》など様々な声があがっている。

 現在、ほとんどのマッチングアプリでは、年齢認証(身分証提示)がなければ登録できない。それにもかかわらず、未成年者たちはどうやって登録しているのだろうか。インターネットに詳しい犯罪ジャーナリストはこう解説する。

「あるマッチングアプリでは、アカウント登録だけなら未成年でも18歳と嘘をついてできてしまうものもあります(但し、メッセージをやり取りするには身分証での年齢認証が必須)。こうしてアカウント登録した未成年の中には、メッセージの送受信ができないかわりに、プロフィール欄にSNSのアカウント名を記載するケースも。あるいは、他人の身分証を借りて登録する方法もあります。基本的に身分証は運営の人が目視で確認しているため、比較的簡単に騙すことができてしまう。また、今の時代は加工アプリを使えば身分証を偽造することもそう難しくはありません。こうして小遣い稼ぎのためにパパ活をやっている未成年女子もいるのです」

 性欲のはけ口を求める男と年齢を偽る女子、両者のマッチングは今後も続いていくのだろうか。

(橋爪けいすけ)